2027(令和9)年用の年賀はがきは、2026年11月2日(月)に郵便局で発売され、価格は無地・インクジェット紙とも1枚85円です。年賀状の引受開始は12月20日、元日に届けるための投函の目安は12月27日で、いずれも前年より数日遅く設定されました。当初発行枚数は5億5,593万枚と16年連続で減り、「今年で年賀状をやめる」人も増えています。この記事では、日本郵便の発表をもとに、発売日・価格・投函期限と、喪中はがき・年賀状じまいの進め方を整理します。
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この記事でわかること
✓ 2027年用年賀はがきの発売日・販売期間・1枚の価格と種類
✓ 元日に届けるにはいつまでに出すか(引受開始日と投函の目安)
✓ 2026年用から変わった4つの日程と、発行枚数が減り続けている背景
✓ 喪中はがきを出す時期・範囲と、寒中見舞いの使い方
✓ 年賀状じまいの伝え方と、書き損じ・余ったはがきの交換方法
結論・最新状況|2027年用は11月2日発売、元日に届けるなら12月27日までに投函
日本郵便は2026年8月31日に「2027(令和9)年用年賀はがき等の概要」を発表しました。年賀はがきの発売日は2026年11月2日(月)9時で、郵便局のネットショップ「切手・はがきストア」では一足早く10月26日(月)から受け付けが始まります。販売は2027年1月15日(金)までで、例年の1月10日ごろから延長されました。
年賀状として差し出せる「引受開始日」は12月20日(日)、元日に届けるための差出の目安は12月27日(日)です。2026年用はそれぞれ12月15日・12月25日だったので、どちらも後ろにずれています。年末の準備に余裕ができる一方、「12月25日までに出せば安心」という前年までの感覚で動くと、引受開始前にポストに入れてしまい、年内に普通郵便として届く可能性がある点には注意が必要です。
| 項目 | 2026年用(前年) | 2027年用(今回) |
|---|---|---|
| 郵便局での発売日 | 2025年10月30日(木) | 2026年11月2日(月) |
| ネットショップの受付開始 | — | 2026年10月26日(月) |
| 年賀状の引受開始日 | 2025年12月15日(月) | 2026年12月20日(日) |
| 元日に届ける差出の目安 | 2025年12月25日(木) | 2026年12月27日(日) |
| 三が日の配達日 | 元日・1月3日 | 元日・1月3日(日) |
| 販売終了日 | 2026年1月9日(金) | 2027年1月15日(金) |
| お年玉くじの抽せん日 | 2026年1月19日(月) | 2027年1月25日(月) |
| 無地はがきの価格 | 85円 | 85円 |
| 当初発行枚数 | 約7.5億枚 | 約5.56億枚(前年比25.7%減) |
出典:日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の概要」(2026年8月31日・別紙4を含む)、「2026(令和8)年用年賀はがき等の概要」(2025年8月29日)、「2026年用年賀はがき当せん番号の決定」(2026年1月19日)
年賀はがきの種類と価格|2027年用は券種がシンプルに
年賀はがきの価格は、2024年10月の郵便料金改定で通常はがきが63円から85円になったのに合わせ、2025年用から85円になっています。2027年用も据え置きで、無地・くぼみ入り・インクジェット紙はいずれも1枚85円です。寄付金付の絵入りはがきは1枚5円の寄付を含む90円、一部地域で売られる広告付はがきは5円安い80円です。
2027年用の券種で目立つのは、ラインナップの整理です。日本郵便の券種一覧(別紙1)には、2026年用にあったディズニー柄(1億1,012万枚)や、光沢の強い「インクジェット写真用」(95円)が含まれていません。写真入りの年賀状を自宅で印刷してきた人は、通常のインクジェット紙で仕上がりを試すか、印刷サービスの利用を検討するとよいでしょう。寄付金付絵入りの地方版も26種類から23種類に減っています。
| 券種(2027年用) | 価格 | 当初発行枚数 | 主な用途・備考 |
|---|---|---|---|
| 無地 | 85円 | 8,290万枚 | 手書き・印刷どちらにも。目の不自由な人向けの「くぼみ入り」(5万枚)も85円 |
| 無地(インクジェット紙) | 85円 | 2億5,175万枚 | 家庭用プリンターで印刷する人向け。発行枚数が最も多い |
| 無地(四面連刷) | 340円(4枚分) | 2億344万枚 | 印刷会社など大量印刷向け。個人は11月2日以降に購入可。差し出す際は4枚に切り離す |
| 寄付金付絵入り(全国版・地方版23種) | 90円 | 1,076万枚+583万枚 | 1枚につき5円を寄付。地方版は地域限定・ネットショップで販売 |
| 広告付(5種類) | 80円 | 53万枚 | 地域限定販売 |
出典:日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき 券種一覧(別紙1)」。合計5億5,593万枚。年賀切手(85円・110円)も11月2日発行
当初発行枚数は5億5,593万枚で、2026年用の約7.5億枚から25.7%減りました。ピークだった2004年用(2003年発表)の約44.6億枚と比べると、およそ8分の1です。メールやSNSでのあいさつが広がったことに加え、はがき代の値上げを機にやめる人が増えたと報じられており、日本郵便は販売期間の延長や生成AIで絵柄を作れるサービスなどで利用を促しています。
いつまでに出せば元日に届く?年末のスケジュールと投函の注意点
年賀状を元日に届けるには、12月20日の引受開始日から12月27日(日)までに差し出すのが日本郵便の示す目安です。12月28日以降に出したものも順次配達されますが、元日に届く保証はなくなります。三が日の配達日は元日と1月3日の2回で、1月2日の配達はない予定です。
注意したいのは、引受開始日より前に出してしまうケースです。日本郵便は、引受開始前に差し出された年賀状は通常の郵便物として年内に配達されると案内しています。早めに書き終えた場合も、投函は12月20日以降にしましょう。ポストに出すときは、郵便局が設ける年賀状専用の投函口や、年賀状であることが分かるよう輪ゴムでまとめて出す方法が案内されるのが一般的です。
✅ 年賀状の準備チェック(2026年冬)
✓ 10月26日〜:ネットショップで枚数を決めて注文(5,000円以上で送料無料)
✓ 11月2日〜:郵便局・コンビニなどで購入、住所録の確認と喪中の人の整理
✓ 11月中:喪中はがき・年賀状じまいを出す人は文面を用意
✓ 12月20日〜27日:宛名・一言を書き終えて投函
✓ 1月5日〜2月4日:出しそびれた相手には寒中見舞い

年賀状にいくらかかる?はがき代の目安と書き損じの交換
はがき代だけで見ると、50枚なら4,250円、100枚なら8,500円です(85円×枚数、当サイト計算)。これに自宅印刷のインク代や印刷サービスの代金が加わります。郵便局の年賀状印刷サービスはWeb申し込みで最大30%割引(2027年1月15日18時まで)と案内されているほか、民間の印刷サービスも早期割引を設けるところが多いので、枚数が多い人は11月中の注文が目安になります。
無地・インクジェット紙 1枚
85円
50枚のはがき代
4,250円
100枚のはがき代
8,500円
書き損じの交換手数料
1枚6円
書き損じたはがきや余った年賀はがきは、郵便局で所定の手数料を払えば切手や通常はがきに交換できます。手数料は郵便切手・通常はがきで1枚6円(99枚まで。100枚以上は1枚13円)です。販売期間中であれば、当年度の年賀はがきを同じ年度の別の種類(無地からインクジェット紙など)に無料で交換できる扱いもあります。また、身内に不幸があって使えなくなった年賀はがきは、販売期間中に窓口で申し出れば無料で通常切手類に交換できます。
年末は年賀状のほかにも、ふるさと納税の締め切りや年末調整など、期限のある手続きが重なります。合わせて確認しておくと安心です。
▶ 【2026年10月】ふるさと納税は何が変わる?返礼品と控除への影響
▶ 【2026年】年末調整で何が変わる?基礎控除104万円・保険料控除6万円特例
喪中はがきはいつまでに出す?時期・範囲と寒中見舞いの使い方
その年に身内に不幸があった場合は、年賀状の代わりに「喪中はがき(年賀欠礼状)」を出すのが一般的です。出す時期は、相手が年賀状の準備を始める前、11月中旬〜12月上旬に届くようにするのが目安とされています。年賀はがきの発売(11月2日)と同じころに準備を始めると間に合いやすいでしょう。
喪中とする範囲に法的な決まりはなく、父母・配偶者・子・兄弟姉妹・義父母までを喪中とする人が多く、祖父母や義兄弟姉妹は人によって判断が分かれるとされています。仕事上の付き合いだけの相手には例年どおり年賀状を出す、という選択をする人もいます。
年末に不幸があって喪中はがきが間に合わない場合や、喪中と知らずに年賀状をもらった場合は、寒中見舞いで対応します。寒中見舞いを出す時期は小寒から立春のころまでで、2027年は1月5日(小寒)〜2月4日(立春)ごろです。松の内(1月7日まで)が明けてから出すのが一般的とされ、新年を祝う言葉は入れず、相手の健康を気遣う文面にします。
💡 ポイント
喪中はがきは「年賀状を出せません」というお知らせであって、年賀状を受け取ることを断るものではありません。喪中の相手から年賀状を受け取った場合は、寒中見舞いでお礼と近況を伝えれば失礼にあたらないとされています。
年賀状じまいの伝え方|今年の年賀状か寒中見舞いで一言添える
発行枚数の推移が示すとおり、年賀状をやめる人は年々増えています。やめること自体に問題はありませんが、何も伝えずに突然出さなくなると、相手が「何かあったのでは」と心配したり、翌年も送り続けたりすることになります。そこで、最後の年賀状に「来年から年賀状でのごあいさつを控えさせていただきます」と一言添えるのが、マナーの解説で広く勧められている方法です。
年賀状に書きにくい場合は、1月5日以降の寒中見舞いで伝える方法もあります。文面に入れる要素は、これまでのお礼、やめる理由(高齢になった・終活の一環・仕事を退いたなど、自分の都合として控えめに)、勝手を詫びる一言、今後も変わらない付き合いをお願いする言葉、相手の健康を祈る言葉の5つが基本です。LINEやメールに切り替える相手には、連絡先やQRコードを添えると親切です。
文例としては、たとえば次のような短い一文で十分です。「長年にわたり年賀状でのごあいさつを続けてまいりましたが、本年をもちまして失礼させていただくことにいたしました。今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」。目上の相手や仕事関係には改まった表現に、親しい相手にはくだけた表現にと、相手に合わせて調整します。全員に一斉にやめるのではなく、年賀状を続けたい相手には続ける、という選び方もあります。
💡 ポイント
年賀状じまいは「縁を切る」宣言ではなく、連絡手段を変えるお知らせです。終活の一環として整理する場合も、相手に伝わる形で区切りをつけておくと、翌年以降のやり取りがスムーズになります。

年賀状じまいをきっかけに、お墓や持ち物の整理など「終活」全体を考え始める人も少なくありません。墓じまいの費用や流れは別記事で解説しています。
▶ 【2026年最新】墓じまいとは?費用相場・流れ・トラブル対策をわかりやすく解説
注意点|販売期間・お年玉くじ・住所録の扱い
2027年用の年賀はがきは2027年1月15日(金)で販売が終わります。年明けに「返事を出したい」と思ったときに買えないことがあるので、少し多めに用意しておくか、販売終了後は通常はがきで返事を書くことになります。余ったはがきは前述のとおり1枚6円で交換できるので、無理に使い切る必要はありません。
お年玉くじの日程も、2027年用は日本郵便の8月31日発表(別紙4)で決まっています。抽せん日は2027年1月25日(月)で、2026年用の1月19日より6日遅く、賞品の引き換えは1月26日(火)から7月26日(月)まで郵便局の窓口で受け付けられます。当せん番号は年賀はがきの下の6けたで照合し、1等は下6けた、2等は下4けた、3等は下2けたが対象になるのが例年の方式です。
| 等級 | 賞品 | 当せんの割合 | 当せん本数(当初発行枚数ベース) |
|---|---|---|---|
| 1等 | 現金30万円 | 100万本に1本 | 559本 |
| 2等 | 賞品カタログギフト | 10万本に1本 | 5,598本 |
| 3等 | お年玉切手シート(85円・110円切手のシール式) | 100本に3本 | 1,679万4,780本 |
出典:日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき・寄付金付年賀郵便切手のお年玉賞品(別紙4)」(2026年8月31日)。当せん本数は年賀はがきと寄付金付年賀切手の合計5億5,982万6,000枚から算出。総発行枚数に基づく本数は別途発表予定
⚠️ 注意
2027年用のお年玉くじは抽せん日が1月25日なので、松の内を過ぎても当せん番号は分かりません。2026年用は1万本に1本だった2等が、2027年用は10万本に1本と当たりにくくなっている点も発表資料で変わった部分です。1月25日の発表まで、受け取った年賀状は処分せずまとめて保管しておきましょう。
もうひとつ見落としがちなのが住所録の管理です。年賀状ソフトやスマホのアプリに保存した住所録には、相手の個人情報が含まれます。年賀状じまいで使わなくなった場合も、データを放置せず、パスワード管理や不要なデータの削除を意識しておくと安心です。古い年賀状を処分するときは、住所や写真が見えないよう細かく裁断するか、自治体の分別ルールに従って出しましょう。
手書きの年賀状にシールやマスキングテープで一手間加えたい人は、大人向けのシールの選び方をまとめた記事も参考になります。
▶ 大人のシール完全ガイド|おすすめ商品と活用法【2026年最新】
よくある質問(FAQ)
Q12027年用の年賀はがきはいつから買えますか?
A郵便局などでは2026年11月2日(月)9時から、ネットショップでは10月26日(月)から購入できます。
販売は2027年1月15日(金)までです。ネットショップは10枚単位で注文でき、届け先ごとに5,000円以上なら送料無料と案内されています。
Q2元日に届けるには、いつまでに出せばいいですか?
A日本郵便が示す目安は2026年12月27日(日)までです。
年賀状の引受開始は12月20日からなので、その前にポストに入れると通常郵便として年内に届く可能性があります。12月20日〜27日の間に投函するのが確実です。
Q3年賀はがきは1枚いくらですか?去年から値上がりしていますか?
A無地・インクジェット紙は1枚85円で、2026年用から据え置きです。
寄付金付絵入りは90円、広告付は80円、大量印刷向けの四面連刷は4枚で340円です。2024年10月の郵便料金改定で63円から85円になって以降、変わっていません。
Q4喪中はがきはいつまでに出せばいいですか?
A相手が年賀状を書き始める前の、11月中旬〜12月上旬に届くようにするのが目安とされています。
年末に不幸があって間に合わない場合は、松の内が明けた1月5日以降(2027年は2月4日ごろまで)に寒中見舞いで知らせる方法があります。
Q5年賀状じまいは失礼になりませんか?
A事前に一言伝えてからやめれば、失礼にはあたらないとされています。
黙って出さなくなるより、最後の年賀状や寒中見舞いで「今年で最後にします」と伝えるほうが相手に親切です。お礼・理由・おわび・今後の付き合いのお願いを短く添えるのが基本です。
Q6余った年賀はがきや書き損じはどうすればいいですか?
A郵便局で1枚6円の手数料を払えば、切手や通常はがきに交換できます。
100枚以上まとめて交換する場合は1枚13円です。年賀はがきは料額印面が85円なので、そのまま普通のはがきとして使うこともできます。身内の不幸で使えなくなった場合は、販売期間中なら無料で交換できます。
Q72027年用のお年玉くじの抽せんはいつですか?
A抽せん日は2027年1月25日(月)で、賞品の引き換えは1月26日から7月26日までです。
1等は現金30万円(100万本に1本)、2等はカタログギフト(10万本に1本)、3等はお年玉切手シート(100本に3本)です。当せんしたはがきはくじ番号部分を切り取らずに郵便局へ持参します。
結論|2027年用年賀状で押さえる5つのポイント
発売は11月2日、価格は1枚85円
無地・インクジェット紙とも85円で据え置き。ネットショップは10月26日から受け付け、販売は2027年1月15日までです。
投函は12月20日〜27日が目安
引受開始が12月20日、元日に届ける差出の目安は12月27日で、前年よりそれぞれ5日・2日遅くなりました。
発行枚数は5.56億枚で16年連続減
前年比25.7%減で、ピークの2004年用(約44.6億枚)の約8分の1。券種一覧にディズニー柄とインクジェット写真用は含まれていません。
喪中はがきは12月上旬までに届ける
間に合わない場合や喪中の相手への返事は、2027年1月5日〜2月4日ごろの寒中見舞いで対応します。
お年玉くじの抽せんは1月25日
引き換えは7月26日まで。年賀状じまいは最後の年賀状か寒中見舞いで一言伝え、余ったはがきは1枚6円で交換できます。
まとめ

✅ この記事のまとめ
✔ 日程は前年より遅めに動いている発売11月2日・引受開始12月20日・元日配達の目安12月27日・販売終了1月15日を手帳に控えておきましょう。
✔ 早すぎる投函に注意12月20日より前に出すと年賀状扱いにならず、年内に届くことがあります。
✔ 枚数は「多め」より「交換前提」で余っても1枚6円で交換できるので、足りなくなる心配のほうを優先して用意すると安心です。
✔ 喪中・年賀状じまいは12月上旬までに伝える相手が年賀状を書き始める前に届けるのが、どちらにも共通する目安です。
✔ お年玉くじは1月25日の抽せんまで捨てない引き換えは7月26日までなので、受け取った年賀状はまとめて保管しておきます。
年賀状は「出す」「喪中にする」「やめる」のどれを選んでも、相手が準備を始める前に伝えることが一番の気遣いになります。まずは住所録を開いて、今年出す相手・喪中の相手・年賀状じまいを伝える相手の3つに分けることから始めてみてください。
※この記事は2026年10月時点の情報(日本郵便「2027(令和9)年用年賀はがき等の概要」「券種一覧(別紙1)」「お年玉賞品(別紙4)」「切手類の交換手数料」、国立天文台「令和9年 暦要項」、各種マナー解説)をもとに作成しています。発売日・価格・配達の目安は日本郵便の発表に基づく予定であり、変更される場合があります。喪中や年賀状じまいの時期・範囲は一般的なマナーの目安で、地域や家庭によって考え方が異なります。お年玉くじの当せん番号と総発行枚数に基づく当せん本数は、2027年1月25日以降の日本郵便の発表をご確認ください。