ブラインドボックスとは、箱を開けるまで中身が分からない形で売られるフィギュアや雑貨のことで、2026年はPOP MART(ポップマート)の「ラブブ」を中心に、大人の趣味として定着しました。1個の定価はPOP MARTのフィギュアで1,760円、国内メーカーの箱売り商品なら385〜1,320円が中心で、シークレット(レア)の封入率は「1/144」のように表記されることがあります。一方で、転売価格の高騰や偽物の流通、子どもの買いすぎといった注意点も増えています。この記事では、仕組みと人気の理由、主なブランドの価格、正規品の買い方と注意点を2026年10月時点の公式情報をもとに整理します。
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この記事でわかること
✓ ブラインドボックスの仕組みと、ガチャ(カプセルトイ)との違い
✓ POP MART・ラブブの人気はどれくらいか(2025年決算と2026年の動き)
✓ POP MART・52TOYS・BE@RBRICK・リーメントなど主なブランドの定価
✓ シークレットの確率表記と、店舗・自販機・抽選など正規品の買い方
✓ 転売・偽物・子どもの買いすぎを避けるための注意点

結論・最新状況|ブラインドボックスとは?2026年はラブブで市場が一気に拡大
ブラインドボックス(Blind Box)は、同じシリーズの複数デザインのうち、どれが入っているか分からない状態で販売される商品です。外箱からは中身が確認できず、一定の確率で「シークレット」と呼ばれるレアデザインが入っています。日本で古くからある「食玩」や「ガチャガチャ」と仕組みは近いのですが、1個1,000〜2,000円前後のデザイナーズフィギュアを中心に、大人のコレクション向けとして発展してきた点が特徴です。
この市場を牽引しているのが中国発のPOP MARTです。2025年通期の売上高は371.2億元(前年比184.7%増)で、人気キャラクター「ラブブ」を含むTHE MONSTERSシリーズだけで141.6億元と全体の38.1%を占め、ラブブの販売数は1億個を超えたと報じられています。2026年上半期も売上171.7億元(23.8%増)、世界の直営店は676店、自販機型の「ROBO SHOP」は2,827台まで増えました。ただし2026年に入るとラブブ一強の構図は和らぎ、THE MONSTERSの売上構成比は34.7%から26%へ下がり、次の主役として「Twinkle Twinkle(星星人)」が前年比580%増と急伸しています。
| 項目 | ブラインドボックス | カプセルトイ(ガチャ) |
|---|---|---|
| 買い方 | 箱入りで店頭・通販・自販機(ROBO SHOP)で購入 | 自販機にお金を入れてカプセルを回す |
| 1回の価格 | 385〜2,310円(POP MARTフィギュアは1,760円) | 400〜500円が48%(日本カプセルトイ協会) |
| 中身 | デザイナーズフィギュア・ぬいぐるみ・ミニチュア雑貨 | ミニフィギュア・キーホルダー・雑貨 |
| シークレット | あり(1/72・1/144などの表記例) | シリーズによる |
| 市場規模の目安 | 中国で580億元超(2025年・世界の65%) | 日本で1,960億円(2025年度・前年比39%増) |
出典:POP MART 2025年通期・2026年上半期決算の報道、JETRO「中国のIP商品化に関する市場調査(2025年度更新版)」(嘉世咨詢の推計を引用)、日本カプセルトイ協会「令和7年度カプセルトイ市場動向調査」(2026年2月19日)
なぜ大人がハマるのか|開封体験・デザイン・SNSの3つの理由
1つ目は開封体験そのものです。箱を開けるまで結果が分からないため、短い時間で非日常の高揚感を味わえます。POP MARTは登録会員が世界で1億人を超えたと発表しており、「推しが出るまで買う」「被ったものを交換する」という行動がコミュニティを生んでいます。

2つ目は大人向けのデザインが増えたことです。POP MARTのSKULLPANDA、MOLLY、HIRONO、CRYBABYといったアーティストが手がけるキャラクターは、子ども向け玩具というよりアートトイに近く、インテリアとして飾れます。ハリー・ポッターやヴァロラント、サンリオ、ピクサーなど有名IPとのコラボも相次ぎ、キャラクターを知らない人の入口にもなっています。
3つ目はSNSや動画との相性です。開封動画や「何が出たか」の報告、交換の呼びかけが広がりやすく、2025年のラブブブームはSNSの拡散と著名人の着用をきっかけに世界的に広がったとされています。日本でも、ガチャ帳やシール帳と同じ「集めて見せる」文化の延長として、20〜30代を中心に広がっています。
▶ 【2026年最新】ガチャ帳とは?100均でできる作り方・収納アイデア・交換マナーを解説
主なブランドと1個の価格|POP MART・52TOYS・BE@RBRICK・リーメント(2026年10月時点)
価格はブランドによって大きく違います。POP MARTのフィギュアは全12種+シークレットの構成で1個1,760円(12個入りアソートボックスは21,120円)、ラブブのぬいぐるみペンダントは2,750〜4,400円が中心です。同じ中国系の52TOYSは550〜2,310円で主力は1,760〜1,870円、ロフトなどで取り扱いがあります。国内勢では、メディコム・トイのBE@RBRICK SERIES 52が1個693円、リーメントの「ぷちサンプル」が1,045〜1,320円、バンダイの「チョコボックス」(サンリオ・ちいかわ)が385円、ケンエレファントのボックス版が550円と、カプセルトイと同じ価格帯の箱売り商品も増えています。
| ブランド | 1個の定価(税込) | 主なシリーズ・特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| POP MART(ポップマート) | フィギュア1,760円/ぬいぐるみペンダント2,750〜4,400円 | THE MONSTERS(ラブブ)、SKULLPANDA、MOLLY、DIMOO、CRYBABY、HIRONO、Twinkle Twinkle。有名IPコラボ多数 | デザイン性重視・飾りたい人 |
| 52TOYS | 550〜2,310円(主力1,760〜1,870円) | 「ヒックとドラゴン」「トムとジェリー」など版権物、日本公式オンラインあり | キャラクター物が好きな人 |
| TOP TOY(MINISOグループ) | 公式未確認 | 2025年8月に池袋サンシャインシティに日本初の常設店。2026年は大阪・福岡などに拡大 | 店頭で選びたい人 |
| BE@RBRICK(メディコム・トイ) | 693円(SERIES 52・100%サイズ) | 24個入りBOX 16,632円。アート・ファッションコラボ | アートトイ・大人向け |
| リーメント ぷちサンプル | 1,045〜1,320円 | 食品・雑貨のミニチュア。2026年11月にくら寿司コラボ | 精巧なミニチュアが好きな人 |
| バンダイ チョコボックス | 385円 | サンリオ(全12種)・ちいかわ(全9種)のボックスフィギュア | 低価格で試したい人・子ども |
| ケンエレファント | ボックス版550円(カプセル版500円) | 「クインテット」「ハッチポッチステーション」など | 懐かしい作品が好きな人 |
出典:POP MART JAPAN公式楽天ストアおよび公式リリース引用報道(2026年9〜10月)、52TOYS JAPAN公式サイト、メディコム・トイ公式、サンリオ・バンダイ公式、ケンエレファント公式リリース(2026年10月9日)、36Kr Japan(TOP TOY 2025年9月2日)。2026年10月16日時点

通販の検索結果には、公式ストアのほかに転売品や並行輸入品が混ざることがあります。POP MARTは楽天市場に公式ストアを出しているので、価格が定価(フィギュア1,760円)から大きく離れていないか、販売元が公式かを確認してから購入するのが安心です。
POP MARTとTOP TOYの違いや、それぞれの人気シリーズは別記事で比較しています。
▶ POP MART vs TOPTOY|ブラインドボックス2大ブランド徹底比較
シークレットの確率と正規品の買い方|店舗・ROBO SHOP・抽選・公式オンライン
POP MARTのブラインドボックスは、パッケージや商品ページに出現率が表記されることがあります。2026年9月発売の「POP MART×VALORANT」では通常デザインが1/12、シークレットが1/144、ぬいぐるみペンダント(6種+シークレット)のシリーズでは1/72という表記例があります。一方で「割合は非公表」とされるシリーズもあるため、「シークレットは12箱に1個」のような思い込みで買い続けないことが大切です。
日本の正規販売ルートは、POP MART JAPANの直営店、空港や商業施設に置かれた自販機型のROBO SHOP、公式オンラインショップと楽天の公式ストアです。直営店は2022年の原宿本店から広がり、2026年は1月に福岡PARCO(九州初)、7月に沖縄・那覇国際通り(沖縄初)、8月に広島PARCO(中四国初)が開店し、10月16日には池袋PARCO店が本館2階に移転・拡大してリニューアルしました。人気商品は安全確保のため抽選販売になることが多く、公式アプリやXでの告知を確認して応募する流れが一般的です。
💡 ポイント
初めてなら、まず1箱を定価で買える場所(直営店・ROBO SHOP・公式オンライン)を探すのが基本です。「どうしても特定のデザインが欲しい」場合は、12個入りのアソートボックスを買えば通常デザインが一通りそろう仕組みになっていますが、シークレットが入っている保証はありません。
注意点|転売価格・偽物・子どもの買いすぎをどう避けるか
人気が集中すると二次流通の価格が跳ね上がります。2025年10月に大阪・関西万博で限定販売された「ラブブ×ミャクミャク」(定価4,400円)は、発売初日にフリマアプリで約7万円と定価の約16倍で出品され、その後も8〜9倍で取引されたと報じられました。POP MART JAPANは「正規販売ルート以外は定価を大きく上回る価格設定の場合があり、交換・返品などのサポート対象外」と案内しています。一方、中国では2026年6月発売の新シリーズでシークレットの二次流通価格が定価の5.5倍にとどまり、定価割れの出品も出るなど、ブームのピークは落ち着きつつあるとの報道もあります。
偽物も深刻です。POP MART JAPANは2026年2月5日、ラブブなどのキャラクターを使った「3Dシール」がAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどで流通しているとして、「すべて偽造品で、正規の輸入手続きや品質安全検査を経ておらず、有害物質を含む可能性がある」と注意喊起しました。POP MART本社は世界で偽造品791万点を差し止め、中国の税関は2025年1月〜8月中旬だけで183万点を押収したと発表しています。
⚠️ 注意
子どもがハマりやすい商品でもあります。中国では2023年6月に施行された「盲盒経営行為規範指引」で8歳未満への販売が禁止され、8歳以上の未成年には保護者の同意確認が必要になりました。日本にはブラインドボックス固有の規制はなく、景品表示法でも中身は「取引の対象そのもの」として景品規制の対象外ですが、特定の組み合わせをそろえた人に別の景品を出す「コンプガチャ」型の販売は禁止されています。家庭では、1か月の予算と「被ったら交換する」ルールを先に決めておくと買いすぎを防ぎやすくなります。
✅ 正規品・安全に買うためのチェック
✓ 販売元が公式(直営店・ROBO SHOP・公式オンライン・楽天公式ストア)か
✓ 価格が定価(POP MARTフィギュア1,760円など)から大きく離れていないか
✓ POP MARTはQR認証コード・ホログラムシール・底面のロゴ刻印で真贋確認ができるか
✓ 「3Dシール」など公式が出していない商品形態ではないか
✓ 月の予算と、被ったときの交換・譲渡のルールを決めているか
楽しみ方と選び方|飾る・交換する・サイズと予算で選ぶ
集めたフィギュアは、シリーズでそろえて棚やデスクに並べると世界観が完成します。POP MARTのフィギュアは手のひらに収まる高さ10cm前後のものが多く、BE@RBRICKの100%サイズは約7cmで、100均のコレクションケースやアクリル棚に収まるサイズです。派手すぎないシリーズを選べば、仕事場やリビングにもなじみます。
被ったデザインは、フリマアプリやSNS、店舗のイベントで交換するのが定着しています。交換のときは「シークレットと通常デザインを等価で交換しない」「開封済みは箱と付属カードをそろえる」が暗黙のマナーとされています。選ぶときは、好きな世界観か、飾るスペースに合うサイズか、シークレットの封入率が表記されているか、1個あたりの価格が予算に合うかの4点で判断すると失敗が少なくなります。
ブラインドボックスと同じく「集めて、見せて、交換する」トレンドは、シールやカプセルトイでも広がっています。関連する流行は次の記事で解説しています。
▶ 【2026年10月】ボンボンドロップシールとは?値段・どこで買える・偽物の見分け方
▶ 【2026年9月最新】めじるしアクセサリーとは?販売見合わせ相次ぐ理由・人気キャラ・どこで買える?
▶ 【2026年最新】お菓子帳とは?シール帳の次に流行る理由・100均での作り方・注意点
よくある質問(FAQ)
Q1ブラインドボックスとガチャガチャは何が違いますか?
A「中身が分からない」仕組みは同じで、箱入りで店頭や通販で買えること、1個の価格が高めで大人向けのフィギュアが中心なことが違いです。
カプセルトイは1回400〜500円が主流ですが、POP MARTのフィギュアは1,760円です。最近は国内メーカーが同じ商品をカプセル版と箱版の両方で売る例も増えています。
Q2POP MARTのブラインドボックスは1個いくらですか?
Aフィギュアは1個1,760円(税込)、12個入りのアソートボックスは21,120円です。
ラブブのぬいぐるみペンダントは2,750〜4,400円、POP BEANなどの小型商品は550円からあります(2026年10月時点の公式楽天ストア表示)。
Q3シークレットが出る確率はどれくらいですか?
APOP MARTでは「1/144」「1/72」のように表記される例がありますが、シリーズによっては非公表です。
フィギュア12種のシリーズで通常1/12・シークレット1/144、ぬいぐるみペンダント6種のシリーズで1/72という表記例があります。購入前にパッケージや商品ページの表記を確認しましょう。
Q4ラブブ(LABUBU)はまだ人気ですか?
A2025年はPOP MART売上の38%を占める主力でしたが、2026年上半期は構成比が26%に下がり、ピークは落ち着きつつあります。
代わりにTwinkle Twinkle(星星人)が前年比580%増と伸びています。中国では新作の二次流通価格が定価の5.5倍程度にとどまり、定価割れの出品も報じられています。
Q5偽物を見分ける方法はありますか?
A正規販売ルートで買うことが最も確実で、POP MART製品はQR認証コード・ホログラムシール・底面のロゴ刻印で確認できます。
QRコードの照会履歴が複数回ある場合は偽物の可能性があるとされています。ラブブの「3Dシール」は公式が出していない商品で、2026年2月に偽造品として注意喊起されました。
Q6子どもに買わせても大丈夫ですか?
A日本に年齢制限はありませんが、中国では8歳未満への販売が禁止されており、家庭で予算とルールを決めておくことが勧められます。
「当たるまで買う」行動につながりやすいため、月の上限額と、被ったときの交換ルールを先に決めておくと安心です。385円のチョコボックスなど低価格の商品から始める方法もあります。
結論|ブラインドボックスを楽しむために押さえる5つのポイント
中身が分からない箱売りフィギュアが主役
POP MARTのフィギュアは1,760円、国内メーカーの箱売りは385〜1,320円が中心です。
2025年はラブブで市場が急拡大した
POP MARTの売上は371.2億元(184.7%増)で、ラブブの販売数は1億個超と報じられています。
2026年は「次の主役」へ移りつつある
THE MONSTERSの構成比は26%に低下し、Twinkle Twinkleが580%増。転売価格も落ち着く傾向です。
シークレットの確率は表記を確認する
「1/144」「1/72」の表記例がある一方、非公表のシリーズもあります。
正規ルートで買い、転売と偽物を避ける
万博限定ラブブは定価の約16倍で転売され、偽の3Dシールには公式が注意喊起しています。
まとめ

✅ この記事のまとめ
✔ まずは1箱を定価で直営店・ROBO SHOP・公式オンライン・楽天公式ストアなら1,760円前後で試せます。
✔ ブランドで価格が3〜4倍違う385円のチョコボックスから1,760円のPOP MARTまで、予算と飾る場所で選びましょう。
✔ 確率表記と転売価格を冷静に見るシークレットは1/144の例もあり、転売は定価の16倍になった例もあります。
✔ 偽物は公式が注意喊起中3Dシールなど公式にない商品形態や、定価から離れた価格には注意が必要です。
✔ 子どもとは予算とルールを先に決める月の上限額と「被ったら交換」のルールで、買いすぎを防げます。
ブラインドボックスは「何が出るか分からない」体験そのものを楽しむ大人の遊びです。気になるシリーズがあれば、まず近くの直営店かROBO SHOPで1箱だけ定価で買ってみて、自分に合うかを確かめてみてください。
※この記事は2026年10月16日時点の情報(POP MART 2025年通期決算・2026年上半期決算の報道、POP MART JAPAN公式リリース・公式楽天ストア、52TOYS JAPAN・メディコム・トイ・サンリオ・バンダイ・ケンエレファント各社の公式情報、JETRO「中国のIP商品化に関する市場調査(2025年度更新版)」、日本カプセルトイ協会「令和7年度カプセルトイ市場動向調査」、消費者庁「インターネット上の取引と『カード合わせ』に関するQ&A」、各種報道)をもとに作成しています。価格・店舗・販売方法は変更されることがあるため、購入前に各社の公式サイトでご確認ください。人民元の円換算は時期により異なるため、本文は人民元ベースで記載しています。