中学生・高校生の勉強用シャーペンは、500〜700円台の「機構付きモデル」から選ぶのが失敗しにくい選び方です。高校生新聞の2026年調査ではクルトガが1位、ドクターグリップが2位と、長時間書いても疲れにくい定番が支持されています。この記事では、芯のトラブルを減らす4つの機構、300円台から2,500円台までのおすすめ18本を写真付きで、2026年の値上げ、そして見落としがちな「受験本番で使えるかどうか」のルールまで、各メーカーの公式情報と大学入試センターの案内をもとに整理します。
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この記事でわかること
✓ 高校生105人の調査で人気だった勉強用シャーペンと、その理由
✓ 疲れにくさを左右する「4つの機構」「重さ」「芯径・芯の濃さ」の選び方
✓ 300円台〜2,500円台まで、価格帯別のおすすめ18本の写真・税込価格・特徴
✓ 2026年に値上げしたモデル・据え置きのモデルと、2026年の新作
✓ 共通テストや高校入試で「シャーペンが使えるか」のルール
結論・最新状況|中高生に人気の勉強用シャーペンと価格の目安
勉強用シャーペンで「書きやすい」と評価されるのは、芯の偏減りや芯折れ、芯切れといったトラブルを機構で減らしてくれるモデルです。価格は500〜700円台に定番が集まっており、まずこの価格帯で自分の筆圧や持ち方に合う1本を見つけるのが近道です。高校生新聞がLINE読者105人に聞いた2026年6月の調査では、1位クルトガ(34票)、2位ドクターグリップ(14票)、3位モノグラフグリップ(7票)という結果でした。
下の表は、各メーカーの公式サイトで確認した希望小売価格(税込、2026年10月時点)をもとに、中高生の勉強用として選ばれやすい18本を価格順に整理したものです。番号は後半の「価格帯別おすすめ」の番号と対応しています。店頭やネット通販では割引されていることも多く、実売価格は表より安いことが一般的です。
| モデル名(メーカー) | 税込価格 | 芯径 | 主な機構 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 1. モノグラフライト(トンボ鉛筆) | 308円 | 0.3/0.5 | 固定パイプ・繰り出し消しゴム | 予備用・サブの1本が欲しい人 |
| 2. オプト(パイロット) | 363円 | 0.5 | 振って芯が出る・大型クリップ | ノックのたびに手を止めたくない人 |
| 3. モノグラフ(トンボ鉛筆) | 440円 | 0.3/0.5 | 振って芯が出る・回転式MONO消しゴム | 消しゴム一体型で机の上をすっきりさせたい人 |
| 4. デルガード(ゼブラ) | 495円 | 0.3/0.5/0.7 | 芯折れ防止 | 筆圧が強く、よく芯を折る人 |
| 5. エアステップ(パイロット) | 495円 | 0.5 | 1ノックで長く書ける・クッション | ノック回数を減らして書くことに集中したい人 |
| 6. オレンズ(ぺんてる) | 550円(0.2mmは660円) | 0.2/0.3/0.5 | パイプが芯を守る | 参考書に細い字でぎっしり書き込みたい人 |
| 7. クルトガ KSモデル(三菱鉛筆) | 605円 | 0.3/0.5 | 芯が回転して偏減り防止 | 文字が太くなるのが気になる人 |
| 8. クルトガ アドバンス(三菱鉛筆) | 605円 | 0.3/0.5 | 2倍速の回転・スライドパイプ | 速くたくさん書く人 |
| 9. ドクターグリップ CL プレイボーダー(パイロット) | 715円 | 0.3/0.5 | 振って芯が出る・組み替えグリップ | 長時間の勉強で手が疲れやすい人 |
| 10. デルガード タイプER(ゼブラ) | 770円 | 0.5 | 芯折れ防止+逆さで消しゴム | テスト中に持ち替えずに消したい人 |
| 11. ユニ アルファゲル スイッチ(三菱鉛筆) | 1,100円 | 0.3/0.5 | 回転⇔固定モード切替・ゲルグリップ | 握り心地を最優先したい人 |
| 12. デルガード タイプLx(ゼブラ) | 1,100円 | 0.3/0.5 | 芯折れ防止+金属グリップ | 筆圧が強く、しっかりした重さの軸が好きな人 |
| 13. ドクターグリップ エース(パイロット) | 1,100円 | 0.5 | 芯折れ防止+残り1本お知らせ | 勉強中の芯切れで集中が途切れがちな人 |
| 14. スマッシュ(ぺんてる) | 1,320円 | 0.3/0.5 | 先金一体グリップ・低重心 | 高校生以降も長く使える「一生もの」が欲しい人 |
| 15. グラフ1000 フォープロ(ぺんてる) | 1,320円 | 0.3/0.4/0.5/0.7/0.9 | 製図用・低重心・段付きペン先 | 細字で図や式をきれいに書きたい理系志望の人 |
| 16. クルトガ アドバンス アップグレードモデル(三菱鉛筆) | 1,320円 | 0.3/0.5 | 2倍速の回転+金属グリップ | KSモデルやアドバンスからステップアップしたい人 |
| 17. オレンズ メタルグリップタイプ(ぺんてる) | 1,320円 | 0.2/0.3/0.5 | パイプが芯を守る+金属グリップ | 0.2・0.3mmの細字を安定して書きたい人 |
| 18. S20(パイロット) | 2,530円 | 0.3/0.5 | 木軸・低重心 | 長く手元に残す1本が欲しい人 |
表の7番にあるクルトガ KSモデルは、2023年に登場したクルトガの新しいスタンダードで、エンジンの改良とエラストマーグリップで初代の弱点を補ったモデルです。Seventeenが2025年12月〜2026年1月に中2〜高3の92人に聞いた調査でも、勉強時に愛用している文房具の1位は「クルトガ(KSモデル)」でした。
💡 ポイント
人気の1位・2位は何年も変わらず「クルトガ」と「ドクターグリップ」です。迷ったらこの2本のどちらかを文具店で試し書きし、字が太りやすい人はクルトガ、手が疲れやすい人はドクターグリップ、と自分の悩みに合わせて選ぶと納得しやすくなります。
そもそも「勉強用」と「高級シャーペン」はどう違う?
最近は中高生の間で2,000円を超える高級シャーペンも人気ですが、勉強用に求められる条件は少し異なります。勉強用は1日に数時間、何ページも書き続けることが前提なので、「軽くて疲れにくい」「芯が折れにくい・途切れにくい」「なくしても買い直せる価格」の3つが重視されます。
一方、高級モデルは金属軸や木軸で重さがあり、低重心で安定する反面、長時間の筆記では手に負担を感じる人もいます。使い分けとしては、普段の勉強や授業ノートは500〜700円台の機構付きモデル、じっくり書く問題演習やご褒美・プレゼント用に高級モデル、という組み合わせが現実的です。高級モデルの選び方は次の記事で詳しく解説しています。
▶ 【2026年最新】高級シャープペンおすすめランキング15選|選び方・価格帯別に徹底比較

疲れにくいシャーペンの選び方|機構・重さ・芯径・芯の濃さ
勉強用シャーペンの疲れにくさは、ブランドよりも「機構」「重さと重心」「グリップ」「芯径」「芯の濃さ」の5つで決まるといわれています。順番に見ていきましょう。
1. 芯のトラブルを減らす4つの機構
現在の定番モデルは、それぞれ得意な機構を持っています。クルトガは書くたびに芯が少しずつ回転して尖った面で書き続けられる仕組み、デルガードは強い筆圧をバネで逃がし斜めの力は先端の金属で芯を包む仕組み、オレンズは芯を出さずに先端パイプで守りながら書く仕組み、ドクターグリップやモノグラフは軸を振るだけで芯が出る「フレフレ」機構が特徴です。2025年11月発売のエアステップは、1回のノックで長く書き続けられる新しいタイプの機構です。
自分の悩みから逆算すると選びやすくなります。「書いているうちに字が太くなる」ならクルトガ、「よく芯を折る」ならデルガード、「細い字でぎっしり書きたい」ならオレンズ、「ノックのたびに手が止まるのが嫌」ならフレフレ機構のモデル、という具合です。
2. 重さと重心
公式サイトで重さが公表されているモデルを比べると、デルガードは約10g、デルガード タイプERは11.3g、エアステップは11.6g、ドクターグリップ CL プレイボーダーは約19.6g、デルガード タイプLxは約20.5gです。軽い軸は長時間でも疲れにくく、重めの軸は手の力を抜いて書けるという利点があり、どちらが正解というものではありません。文具店で数本を試し書きし、10分程度書き続けても手首が重く感じないものを選ぶのが確実です。
3. グリップの素材
ゴムやエラストマーのグリップは指が滑りにくく、強く握らなくても安定します。ドクターグリップはシリコーンの内グリップを組み替えて硬さを変えられ、ユニ アルファゲル スイッチは柔らかいゲルグリップが特徴です。スマッシュやオレンズ メタルグリップタイプのような金属グリップは重さで安定する一方、樹脂だけのグリップは軽い代わりに、手汗で滑りやすい人には向かないことがあります。
4. 芯径は0.5mmが基本、0.3mmは書き込み用
日本筆記具工業会によると、シャープ芯の主な芯径は0.3・0.5・0.7・0.9mmで、0.5mmが中心です。ノートや答案の文字には0.5mmが扱いやすく、0.3mmは参考書への細かい書き込みや数式の添え字に向きますが、折れやすさとのトレードオフになります。0.7mmは筆圧が強い人や、マークシートを塗る用途で使われることがあります。
5. 芯の濃さはHBかBが無難
芯の硬度は、ぺんてるの公式Q&Aによると「H=HARD(硬い・薄い)」「B=BLACK(柔らかい・濃い)」「F=FIRM」で、HBはその中間です。替芯のPentel Ainは0.5mmで4B〜2Hまでの7硬度がそろい、1ケース220円(税込)です。筆圧が弱くて字が薄くなりがちな人はB、筆圧が強くて紙が汚れやすい人はHBと、好みで選ぶのが基本です。なお、受験本番で使う濃さは試験ごとに決まっているため、後述のルールを先に確認しておきましょう。
✅ 購入前のチェック
✓ 自分の悩み(字が太る・芯が折れる・手が疲れる)に合う機構か
✓ 試し書きで10分書いても手首が重くならない重さか
✓ 芯径は0.5mmを基本に、用途に応じて0.3mmを追加
✓ 替芯(HB/B)が近所の店やネットで手に入るか
✓ 学校の規則で使えるデザインか(キャラクター物・多機能ペンの可否)
価格帯別おすすめ18本|300円台から2,500円台まで写真付きで紹介
ここでは、前の表の18本を価格帯で3つに分け、1本ずつ写真・価格・特徴・向いている人を紹介します。価格はすべてメーカー公式の希望小売価格(税込、2026年10月時点)で、番号は冒頭の比較表と価格図解の番号に対応しています。
300〜700円台:最初の1本・普段使いの中心価格帯
勉強用の中心となる価格帯です。安いモデルほど軽く、機構はシンプルになりますが、クルトガ・デルガード・オレンズ・フレフレといった主要な機構はすべてこの価格帯で手に入ります。
1. モノグラフライト(トンボ鉛筆)

価格:308円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・固定パイプの細いペン先で手元が見やすい
・回転繰り出し式のMONO消しゴム付き
・2025年10月の改定で242円→308円になったが、なお300円台
こんな人におすすめ:
・予備用・サブの1本が欲しい人
・消しゴムを別に持ちたくない人
2. オプト(パイロット)

価格:363円(税込・希望小売価格) 芯径:0.5mm
特徴:
・軸を振るだけで芯が出るフレフレ機構
・手帳やポーチに挟める大型クリップ
・2026年7月の改定で330円→363円
こんな人におすすめ:
・ノックのたびに手を止めたくない人
・持ち歩き用に1本足したい人
3. モノグラフ(トンボ鉛筆)

価格:440円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・振って芯が出るフレノック機構
・回転式のMONO消しゴムを内蔵
・2026年10月の改定でも本体は据え置き
こんな人におすすめ:
・消しゴム一体型で机の上をすっきりさせたい人
・ノート取りの速さを重視する人
4. デルガード(ゼブラ)

価格:495円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5/0.7mm
特徴:
・強い筆圧をバネで逃がし、斜めの力は先端の金属で芯を包む芯折れ防止機構
・約10gと軽く、長時間でも疲れにくい
・2026年1月のゼブラ価格改定の対象外
こんな人におすすめ:
・筆圧が強く、よく芯を折る人
・0.3mmを折らずに使いたい人
5. エアステップ(パイロット)

価格:495円(税込・希望小売価格) 芯径:0.5mm
特徴:
・2025年11月28日発売の新作。1回のノックでガイドパイプ分の芯を書き続けられ、芯先を紙に軽く押し当てると芯が出る「エアステップライト」
・樹脂バネのクッション機構と波型エラストマーグリップ
・重さ11.6g・金属口金で低重心
こんな人におすすめ:
・ノック回数を減らして書くことに集中したい人
・新しい機構を試したい人
6. オレンズ(ぺんてる)

価格:550円(0.2mmは660円)(税込・希望小売価格) 芯径:0.2/0.3/0.5mm
特徴:
・芯を出さずに先端パイプで守りながら書くオレンズシステム
・0.2・0.3mmの極細でも折れにくい
・2025年8月のリニューアルで内蔵芯がHB→Bに。2026年の改定対象外
こんな人におすすめ:
・参考書に細い字でぎっしり書き込みたい人
・数式の添え字など細かい筆記が多い人
7. クルトガ KSモデル(三菱鉛筆)

価格:605円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・書くたびに芯が回転し、常に尖った面で書けるクルトガエンジン
・2023年登場。エンジンの改良とエラストマーグリップで初代の弱点を補った新スタンダード
・高校生新聞・Seventeenの調査で1位
こんな人におすすめ:
・文字が太くなるのが気になる人
・最初の1本を失敗したくない人
8. クルトガ アドバンス(三菱鉛筆)

価格:605円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・通常の2倍速で芯が回転するWスピードエンジン
・ペン先のパイプが芯の減りに合わせてスライドし、紙にパイプが当たりにくい
・KSモデルと同価格で選びやすい
こんな人におすすめ:
・速くたくさん書く人
・板書を写す量が多い人
9. ドクターグリップ CL プレイボーダー(パイロット)

価格:715円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・振って芯が出るフレフレ機構
・シリコーンの内グリップを組み替えて硬さを変えられる
・約19.6gと重めで、手の力を抜いて書ける。2026年7月の改定で605円→715円
こんな人におすすめ:
・長時間の勉強で手が疲れやすい人
・握り心地を自分好みに調整したい人
10. デルガード タイプER(ゼブラ)

価格:770円(税込・希望小売価格) 芯径:0.5mm
特徴:
・ペンを逆さにするだけで消しゴムが出るキャップレス消しゴム
・デルガードの芯折れ防止機構をそのまま搭載
・重さ11.3g。2026年の改定対象外
こんな人におすすめ:
・テスト中に持ち替えずに消したい人
・芯折れと消しゴム探しの両方をなくしたい受験生
1,000円台:長く使える上位モデル
金属グリップや切り替え機構を備えた上位モデルです。重さが出る分、手の力を抜いて書けるのが利点で、高校生以降も使い続けやすい価格帯です。
11. ユニ アルファゲル スイッチ(三菱鉛筆)

価格:1,100円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・クリップを回すと、クルトガの回転モードと芯を固定するホールドモードを切り替えられる
・柔らかいアルファゲルのグリップ
・回転が苦手な人も固定モードで使える
こんな人におすすめ:
・握り心地を最優先したい人
・クルトガの書き味を場面で使い分けたい人
12. デルガード タイプLx(ゼブラ)

価格:1,100円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・芯折れ防止機構に金属グリップを組み合わせた上位モデル
・約20.5gの低重心で安定して書ける
・2026年の改定対象外
こんな人におすすめ:
・筆圧が強く、しっかりした重さの軸が好きな人
・長く使う1本を探している人
13. ドクターグリップ エース(パイロット)

価格:1,100円(税込・希望小売価格) 芯径:0.5mm
特徴:
・芯折れを防ぐ「アクティブサス」
・残りの芯が1本になると知らせる「ラスイチサイン」
・2026年7月の改定で990円→1,100円
こんな人におすすめ:
・勉強中の芯切れで集中が途切れがちな人
・ドクターグリップの握り心地が気に入っている人
14. スマッシュ(ぺんてる)

価格:1,320円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・先金とグリップが一体構造でペン先が緩みにくい
・真ちゅう製の前軸とラバー突起グリップで低重心
・1987年発売のロングセラー。2026年1月の改定で1,100円→1,320円
こんな人におすすめ:
・高校生以降も長く使える「一生もの」が欲しい人
・ペン先のブレが気になる人
15. グラフ1000 フォープロ(ぺんてる)

価格:1,320円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.4/0.5/0.7/0.9mm
特徴:
・製図用ながら軽く低重心で、長時間筆記に向く
・段付きのペン先で書いている先が見やすい
・1986年発売。2026年1月の改定で1,100円→1,320円
こんな人におすすめ:
・細字で図や式をきれいに書きたい理系志望の人
・製図用の書き味を試したい人
16. クルトガ アドバンス アップグレードモデル(三菱鉛筆)

価格:1,320円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・Wスピードエンジン+パイプスライド機構を金属のパンチンググリップに搭載
・金属パーツで低重心
・2020年発売。2025年7月の改定で1,100円→1,320円
こんな人におすすめ:
・KSモデルやアドバンスからステップアップしたい人
・進学祝いにクルトガを贈りたい人
17. オレンズ メタルグリップタイプ(ぺんてる)

価格:1,320円(税込・希望小売価格) 芯径:0.2/0.3/0.5mm
特徴:
・オレンズシステムにブロック状のローレット金属グリップを組み合わせ低重心に
・2020年発売。2025年8月にマット塗装へリニューアル
・2026年の改定対象外
こんな人におすすめ:
・0.2・0.3mmの細字を安定して書きたい人
・金属グリップの手応えが好きな人
2,000円台:進学祝いや卒業記念に
勉強用に毎日使うというより「長く手元に残す1本」として選ばれる価格帯です。さらに上の価格帯は、高級シャーペンの記事で紹介しています。
18. S20(パイロット)

価格:2,530円(税込・希望小売価格) 芯径:0.3/0.5mm
特徴:
・木軸で低重心。使い込むほど手になじむ
・勉強用というより、高校・大学進学のお祝いに選ばれる定番
・2026年7月の改定で2,200円→2,530円
こんな人におすすめ:
・長く手元に残す1本が欲しい人
・進学祝い・卒業記念を探している人
受験本番で使える?共通テスト・高校入試の筆記具ルール
勉強用に慣れたシャーペンでも、試験によっては解答(マーク)に使えない場合があるため、受験生は本番のルールを早めに確認しておく必要があります。大学入試センターの令和9年度受験案内によると、2027年1月16日・17日に行われる大学入学共通テストでは、解答には「黒鉛筆(H、F、HBに限る)」とプラスチック製消しゴムを使うことになっており、シャープペンシルは「メモや計算に使用する場合のみ可(黒い芯に限る)」とされています。黒鉛筆以外でマークすると解答が読み取れないことがある、と明記されています。
一方、公立高校入試は都道府県ごとにルールが異なります。埼玉県(令和9年度)や千葉県(令和8年度)の受検案内では、マーク欄は「HBまたはBの鉛筆(シャープペンシルも可)」で塗りつぶすと案内されています。東京都の受検者向け冊子では「鉛筆が適している」としたうえで、シャーペンを使うなら芯0.5mm以上にし、極細芯は消しゴムで消したときに跡が残る場合があるので避けた方がよい、とされています。
⚠️ 注意
共通テストの「受験上の注意」は、2026年12月上旬に大学入試センターのサイトへ掲載される予定です。筆記具のルールは年度によって変わる可能性があるため、本番前に必ず最新版を確認してください。高校入試も、志望校のある都道府県の教育委員会の案内で確認するのが確実です。
受験本番は鉛筆が基本と考え、普段の勉強からHBやBの鉛筆でマークする練習を混ぜておくと、当日に慌てずに済みます。シャーペンは計算や下書きの相棒として、慣れた1本を筆箱に入れておくとよいでしょう。受験期は体調管理も大切で、インフルエンザの予防接種は12月中旬までに済ませる目安が示されています。
▶ 【2026年10月】インフルエンザ予防接種はいつ・いくら?注意報拡大と今からの備え
2026年の値上げと新作|買う前に知っておきたい価格の動き
筆記具は原材料や物流費の上昇を背景に、2025〜2026年にかけて各社が価格改定を行っています。ぺんてるは2026年1月1日にスマッシュとグラフ1000が1,100円から1,320円、グラフギア1000が1,320円から1,650円に上がりました。パイロットは2026年7月1日にドクターグリップ CL プレイボーダーが605円から715円、ドクターグリップ エースが990円から1,100円、オプトが330円から363円、S20が2,200円から2,530円になっています。三菱鉛筆は2025年7月1日にクルトガ アドバンス アップグレードモデルを1,100円から1,320円に改定しました。
ドクターグリップ CL(2026年7月〜)
605円→715円
スマッシュ(2026年1月〜)
1,100円→1,320円
S20(2026年7月〜)
2,200円→2,530円
一方で、ゼブラが2026年1月1日に行った改定ではデルガード各種は対象外、トンボ鉛筆の2026年10月改定でもモノグラフ本体は対象に含まれていません。オレンズ・オレンズ メタルグリップタイプも2026年のぺんてるの改定一覧には入っておらず、中心価格帯の定番は比較的据え置かれています。
新作では、2026年3月13日にLAMY safariにクルトガの機構を組み込んだ「LAMY safari KURUTOGA inside」(4,180円)が発売され、三菱鉛筆はこのリリースでクルトガシリーズの累計販売が1億本を超えたと発表しています。ぺんてるは2026年10月23日にオレンズ メタルグリップタイプの限定デザイン(1,650円)を発売予定で、パイロットの「エアステップ」(495円、2025年11月発売)は1回のノックで長く書ける機構が注目されています。
注意点|学校の規則・替芯・落下による故障
勉強用シャーペンを買うときは、価格や機構のほかにも確認しておきたいことがあります。まず、学校によってはキャラクター物や多機能ペン、派手な色の筆記具を制限していることがあるため、校則や担任の指示を確認しておきましょう。中学入学や高校入学のタイミングで文房具をそろえる場合は、学校の説明会で配られる持ち物リストが参考になります。
また、クルトガやオレンズのような精密機構は、机から落としたときの衝撃で先端が曲がると芯が出なくなることがあります。筆箱に入れて持ち運ぶ、ペン先を収納できるモデルを選ぶ、といった工夫で長持ちします。替芯は芯径さえ合えば他社製も使えますが、0.2mmや0.3mmは取り扱い店が限られるため、まとめて用意しておくと安心です。
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よくある質問(FAQ)
Q1中学生・高校生の勉強用シャーペンで一番人気なのはどれですか?
A高校生新聞の2026年6月調査(105人)ではクルトガが1位、ドクターグリップが2位でした。
2025年2月の同調査(141人)でも順位は同じで、Seventeenの調査ではクルトガ KSモデルが1位です。人気が安定している分、替芯や情報も手に入りやすいのが利点です。
Q2芯は0.3mmと0.5mmのどちらがいいですか?
Aノートや答案には0.5mmが基本で、細かい書き込み用に0.3mmを足すのが一般的です。
0.3mmは折れやすく替芯の取扱店も限られるため、最初の1本は0.5mmから始めるのが無難です。細字が好きな人はオレンズのような芯を守る機構のモデルを選ぶと折れにくくなります。
Q3共通テストでシャーペンは使えますか?
Aマーク解答には使えず、メモや計算に使う場合のみ可(黒い芯に限る)とされています。
解答には黒鉛筆(H、F、HBに限る)とプラスチック製消しゴムを使う決まりです。2027年1月16日・17日の本番に向けて、鉛筆でマークする練習をしておきましょう(大学入試センター 令和9年度受験案内)。
Q4高校入試ではシャーペンを使ってもいいですか?
A都道府県によって異なり、埼玉県や千葉県の公立高校入試ではHBまたはBの芯ならシャーペンも可とされています。
東京都は鉛筆を推奨し、シャーペンなら0.5mm以上で極細芯は避けるよう案内しています。志望校のある都道府県の教育委員会の受検案内で確認してください。
Q5芯の濃さはHBとBのどちらを選べばいいですか?
A筆圧が弱く字が薄くなりがちならB、筆圧が強く紙が汚れやすいならHBが目安です。
Bは黒鉛の割合が多く柔らかくて濃く、Hは硬くて薄い線になります(ぺんてる公式Q&A)。試験でマークに使う濃さは別途決まっているため、本番の指定に合わせてください。
Q6シャーペンは2026年にどれくらい値上がりしましたか?
Aぺんてるは2026年1月、パイロットは2026年7月に主要モデルを1〜2割ほど値上げしました。
一方で、デルガード・モノグラフ・オレンズ・エアステップなど中心価格帯の定番は2026年の改定対象に入っておらず、価格は据え置かれています(各社の価格改定資料、2026年10月時点)。
Q7入学祝いやプレゼントにするなら何円くらいが目安ですか?
A1,000〜2,500円台の上位モデルが、実用性と特別感のバランスがよい価格帯です。
スマッシュやグラフ1000 フォープロ、クルトガ アドバンス アップグレードモデル(各1,320円)、木軸のS20(2,530円)などが候補になります。本人の筆圧や好みが分からない場合は、替芯とセットで贈ると実用的です。
結論|中高生の勉強用シャーペン選びで押さえること
定番はクルトガとドクターグリップ
高校生新聞の2026年調査(105人)ではクルトガ34票・ドクターグリップ14票で、2年連続の1位・2位でした。
中心価格帯は500〜700円台
18本のうち10本がこの価格帯で、クルトガ KSモデル605円・ドクターグリップ CL 715円・デルガード495円・オレンズ550円・エアステップ495円が機構付きの定番です(税込、2026年10月時点)。
悩みから機構を選ぶ
字が太る人は芯が回転するタイプ、芯を折る人は芯折れ防止タイプ、細字派はパイプが芯を守るタイプ、ノックが面倒な人は振って芯が出るタイプが向いています。
共通テストのマークは黒鉛筆のみ
2027年1月16日・17日の共通テストでは解答にH・F・HBの黒鉛筆を使い、シャーペンはメモ・計算用に限られます。
2026年は一部モデルが値上げ
ぺんてる(1月)とパイロット(7月)の改定でスマッシュやドクターグリップ CLが上がる一方、デルガード・モノグラフ・オレンズ・エアステップは据え置かれています。
まとめ

✅ この記事のまとめ
✔ まず500〜700円台の機構付きモデルを試すクルトガ KSモデルかドクターグリップ CLを文具店で試し書きするのが近道です。
✔ 18本の中から悩み別に絞る字が太る・芯が折れる・手が疲れる・ノックが面倒、のどれを解決したいかで候補が2〜3本に絞れます。
✔ 芯径0.5mm・濃さHBかBを基本にする0.3mmは書き込み用の2本目として追加すると使い分けやすくなります。
✔ 受験生は鉛筆でのマーク練習も混ぜる共通テストはシャーペンでマークできないため、普段からHBかBの鉛筆に慣れておくと安心です。
✔ 値上げ前後の価格を知って買う2026年はパイロット・ぺんてるの一部が値上げ、デルガードやモノグラフ・オレンズは据え置きです。
シャーペンは毎日何時間も手にする道具なので、評判だけで決めるより、自分の筆圧や持ち方に合う1本を選ぶことが勉強の集中力につながります。まずは候補を2〜3本に絞って文具店で試し書きし、受験生は本番で使える筆記具のルールもあわせて確認しておきましょう。
※この記事は2026年10月時点の情報(三菱鉛筆・ぺんてる・パイロット・ゼブラ・トンボ鉛筆の公式商品情報と価格改定のお知らせ、高校生新聞・Seventeenの読者調査、大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト受験案内」、埼玉県・千葉県・東京都教育委員会の受検案内、日本筆記具工業会の資料など)をもとに作成しています。価格はメーカー希望小売価格・参考価格(税込)で、店頭やネット通販の販売価格とは異なる場合があります。試験の筆記具ルールは年度や都道府県によって変わる可能性があるため、必ず最新の公式案内で確認してください。